先生ブログ


*学ぶこと*

2018年07月05日 21:51
みなさんこんにちは。
講師の鈴木です。
中学生たちは期末試験の結果が返ってきているところですが、
みなさんはどうでしたか?
点数が良かったにしても悪かったにしても、
大事なのは試験に向けての「過程」です。
良かった点は、そのまま良い習慣として、
反省しなければならない点は、今回を機に改善していきましょう。
試験の結果を聞いている時に、
「〇〇は役に立つかわからないんだから勉強しなくてもいいのに!」
と、一種の言い訳のようにぼやく子もいます。
(そういう発言をしてしまう子は、試験前の「過程」に何かしら問題がありますよね)
そもそも「学問」は役に立つから学ぶということではないと思います。
今まで自分が知らなかった事を知りたいという知的好奇心や、
何故そうなるのだろうという知的探究心から学ぶのだと考えます。
例えば、外でボール遊びというのも、
「将来役に立つ」から遊んでいるわけではありませんよね。
遊ぶことで
①人との関係性を学び、
②身体的に鍛え、
③ボールの動き(全体の動き)を予想する感覚や距離感を掴むことで、
将来生き抜く力に繋がるからこそ、
大人は外で遊ぶことを奨励します。
特に、世の中的には数学は役に立たないと言われがちです。
ですが、数学は論理的に考える能力(思考力・判断力)を
養うためにあると思います。
A=BならばB=Aは時として成り立ちませんよね。
なぜそれが成り立たないのかを証明することが、
そういった能力を養うための1つの手段ではないかと思います。
高校数学の三角比や微分積分を学んだから役に立つのではなく、
三角比や微分積分を学ぶ事によって、
論理的な思考力・判断力が身に付くから役に立つのです。
私自身、文系出身ではありますが、数学は好きな科目でした。
高1の時点で文系に行くことが決まっていたので、高2では数学は
はっきり言ってしまえば受験科目としては必要ありませんでした。
しかし、必修として数学の授業があるので毎日数学の勉強をしていました。
周りの子たちは「文系なのに…」と言っていましたが、
解けた時の達成感が嬉しく、私は楽しくやれていたと思います。
出来ない問題の解説を読んで「なぜそうなるのか」
「この場合だとどうなるか」等、そこまで考える必要はないのではと
周りから思われていたと思いますが、
子どもの時から知的好奇心や知的探究心を身につけさせてくれた
大人が周りに多くいたからこそ、数学を、
というより学ぶことを楽しめたんだと思います。
ちなみに、
mathematics:数学と英単語帳では書かれていますが、
語源から考えると、「数学」という意味とは少し違ってきます。
(語源はギリシャ語です)
なんという意味なのかはぜひ調べてみてください。
調べることが今回は「学ぶ」ということですね♪
駿英ゼミナールでは、通常授業以外にも教養クラスや社会科見学を通して、
興味の幅を広げ、学ぶことの面白さを子どもたちに身につけさせています。
ぜひご参加ください。