先生ブログ


あと2年。

2018年09月28日 16:41
みなさん、こんにちは。
講師の鈴木です。
今日は昨日と比べると大分暖かな気温で、過ごしやすかったですね。
ですがまた今週末は台風が接近とのことで、荒れた天気になりそうなので、みなさん外出の際はお気を付け下さい。
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私は各校舎の小中高校生の英語を普段いくつか見ています。
英語教育は昔と比べると、めまぐるしく変化していますよね。
さいたま市は全国に先駆けて英語教育を改革し、グローバル・スタディと名称変更したことは記憶に新しいと思います。
保護者会などでもお伝えしていますが、2020年には大学入試が大きく変更していきます。どの科目も従来のものとは
一変するのですが、特に英語においては大きく変動します。
4技能と言われる「聞く」「読む」「話す」「書く」という4つの項目を試験の中でチェックしていくようになるのです。
そして、知識を詰め込むだけではなく、論理的思考や創造的思考を使って、臨んでいかなければならないのです。
ですので、大学受験から一番遠い小学生の授業と言えど、将来を見据えて、この4技能を意識して授業を行っています。
子どもたちと英語を学習するうえでまずは大事になってくるのは、「聞く」と「読む」です。
この2つを基盤として、「話す」と「書く」ができるようになります。
子どもたちは新しい単元に入ると、必ずCDやタブレットを使用、もしくは講師の声で、音を何度も聞かせます。
繰り返し聞いて、発音や響きを記憶に残させるためです。
もちろん教科書などにもメモさせます。
それぞれの単語の音が理解できたら、次は音読です。
音読は英語学習において、非常に大事な勉強法ですよ!
世の中には色々な英語の学習法がありますが、英語回路を作りたいのであれば、それはもう「ひたすら聴いてひたすら読むこと」なんです。
私は大学時代、教授から『ハインリッヒ・シュリーマン』というドイツ人の話を聞いたことがあります。
彼はギリシア神話に登場する伝説の都市トロイアが実在すると考え、実際に発掘した考古学者です。
彼は15か国語(18か国語という説もあります!)話すことができると言われています。
なぜこんなにも言語を習得できたかというと、彼の一番の軸となった学習法が音読でした。
しかも彼は大声で読むことを周りの人間にも推奨していたのです。
これは科学的にも証明されているのですが、口の動き・大きな声で脳を刺激することで、記憶に残りやすくなるのです。
なので私も授業中子どもたちに音読させるときには、
「はっきり大きな声で!」
と言っています。
小学校低学年クラスでは、暗唱をやらせているので、子どもたちは大きな声で堂々と前に立ってやっています。
毎週同じものをやらせているので、毎週来るたびにレベルアップし、単語と単語のつながりや、間の取り方がとても上手になっています。
小学生の間は、中高生と違って大きな試験はないので、そういったものに追われることなく、将来必要になってくる技能を、気づいたら身についていたとなるように指導しています。
私たち講師陣も、めまぐるしく変わる英語教育を研究し、いつの時期になにが必要かを考えて、授業を実施しています。
他の講師のブログにもありましたが、子どもたちの脳はスポンジのようなもの。どんどん知識を吸収していきます。
勉強内容の優先順位を間違えず、その学年・その子にあった内容を指導していくことで子どもたちはどんどん成長してくれるのです。
国語や算数(数学)、教養クラスなどのその他の授業も英語学習に繋がっています。
将来必要になってくるのは、論理的思考や創造的思考です。
英語の知識だけでなく、教養的部分も必要になっていきます。
だからこそ、早めのスタートが肝心なんです。
大学入試の核になる部分は幼児期・小学生での過ごし方で形成されます。
無料体験授業なども実施していますので、どうぞお気軽にご連絡ください。