講師の山根です　今日は成長著しい　R君を紹介します

小学3年生のＲ君が、駿英に通い始めたのは、
昨年の１２月でした。
'非常にやんちゃな男の子'
ときいておりましたので、色々想像しておりました。現れたＲ君の第一印象は，'育ちの良い孫悟空'
でした。
直感で動く。素直。元気の塊。
よく弾むボールのような動作。
そんな彼が50分間じっとしていることは最初は、難しそうでした。
まずは姿勢。
そして、手は机の上に。
余計なものを触らない、
音を立てない。
彼にとっては窮屈なことばかりでした。
忘れ物も多く、必ず何かを忘れてくる、
持ち物、宿題。
忘れ物がある時は現れた時の顔でわかります。
塾に現れるのは、いつもギリギリか、遅刻。
ですが、まずは塾に来ること。これを1番に考えおりましたので、暫しそのままに。そして、１ヶ月が経った頃、じっくりと、なぜ遅刻がいけないか、
約束を守ることの大切さを話しました。
そして、５分前に塾に到着すること。
そのためにはどうすれば良いかを一緒に考えました。そして、
授業の始業時間を忘れない。
時計をみる。
準備は、前の日にしておく。
これを約束しました。
わかった！
時計、みたことなかった！
時計、みる！
と、快諾。
あとで、はて、彼は時計をよめるかどうか、、
と心配にはなりましたが、
また、ここから１ヶ月の間にできるようになれば良し、
ということにしました。
次の週、
５分前にＲ君が走り込んできました！
５分前！
約束守れたね！
すごい、すごい！
と、褒めると、
時計見るの忘れちゃったけど、遅れないようにずっと走ってきた！
めちゃくちゃ走ったから、疲れた！
と言いながらも嬉しそうでした。その日から５分前には必ず来るようになり、その後、遅刻は１回もありません。
他の先生からも
Ｒ.すげえな、
遅刻、全くなくなったな！
と声をかけられ、嬉しそうです。
この頃から忘れ物もほとんどなくなってきました。
字も丁寧になり、
筆算の式や数字も正しく書くようになってきました。
何回も書き直し、やり直しをさせていましたので、疲れたーと、手が止まってしまうこともありました。
ですが、これを繰り返していくうちに少しずつ、覚える漢字の量が増え、算数の計算問題の正解が増えました。
興味のあることへの探究心は強く、記憶力も良い。
好きなことをしている時の集中力はすごいということは、わかっていましたので、
なんとか自分からやる気になってほしいというのが、
1番の願いでした。
授業後は、がんばったー
つかれたー
と、悟空はピューッと
キントン雲に乗って？
あっという間に帰ってしまいます。
そして、春期講習が始まり、
最終日。算数で、大きな数の学習に取り組んでいました。
演習問題を宿題に出したところ、
残ってこの宿題やっていきたい。
やっていってもいい？
と、なんと自習の宣言！！
お母様に連絡、承諾をとり、
1時間自習。宿題をやり切り
満足して帰りました。この日が3月30日。
入塾から３ヶ月！
成長しました。
自分で気付き、自分の意思で動く、考える。
これが、少しずつですが、
できるようになってきています。
改めて、子供の持つ力に感動致しました。
子供は大人が思っている以上にすごい！新学期を迎え、
Ｒ君を含む生徒達皆、はりきっています。
彼らの成長を促せるよう、私達講師陣は、気を引き締めて力を尽くして参ります。
そして、Ｒ君が次はどんな風に私達を驚かせてくれるのか、楽しみでなりません。

注）写真は　教養クラスでR君が５年生のお兄さんたちと作った　車です

力作ですね