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先生ブログ

公立高校受験直前 目標は下げるべきかそのまま行くべきか?「大人の役割」

代表

2025年02月05日 22:24

こんにちは 高校受験へ向けて ラストスパートですね。 みな 学校帰ると すぐ塾へきて課題をバンバンやっています

段々 過去問の点数も伸びてきているので、直前まで伸ばし切っていきましょう。

 

さて、受験直前あるあるな話ですが、今年も ご家庭との面談を行っていますが、ここまで面談や保護者会を重ねてきても、 本人やご家庭の方でも不安が生じることもありますが最後は、塾やご家庭の「地力」が試されます。そこらへんが分かる今年のエピソードを1つご紹介します。

 

 受験前最後の学校での3者面談を終えた 生徒のT君が 学校帰宅後の自習に来ている時間に相談をしてきました

「学校で担任の先生に 目標を下げるのをすすめられました。どうしようかと思っていて」

 いつになく自信がない表情です。本人に伝えた内容は下記3点です

①学校の先生が見るのは 1内申 2市のテスト この二つであること。最近の市のテストの結果を見て の発言であること

②市のテストは 回数も少ないということと「対策のできないテストである」こと

 そして学校の先生が見れていない「北辰テスト」は回数も多く(夏以降で4回もある)なおかつ「対策のできるテストであること」(過去問が大量にある)

 

③公立入試は 対策ができるテストなのか? 対策が出来ないテストなのか? そう考えたときに 似ているのはどちらなのか

 

これを伝えたのちに、駿英で生徒をみて このまま受験大丈夫だ、もしくはまずいぞ、の判断をする基準は

「点」ではなく「線」であること。北辰テストは高校入試と似ているのは「対策ができるということ」(類似点)

そして他のテストよりも参考になる重要度の高い理由としては成長曲線、つまり「線」が見えること。

だから先生(駿英の)は今回のテストの結果は気にならないよ。弱点が分かっただけだし、対策に活かせばよいだけ。君への評価は揺るがない

と伝えました。

 

 そしてさらに、大事なことは 一回の偏差値ではなく、夏休み、9月10月そして今、2月  この期間での、受験生の

 成長のプロセス、ベクトルの向きが 大きく見て上向いているのか? 停滞しているのか?なんだよ、と。

 

 そこを見たときに 「君のこの一年間、半年間を 北辰の成長具合、普段の勉強量を見たときに、市のテスト一回の結果なんて言うのは ただのアクシデントレベルだよ。 十分君は 行きたい学校を受験する資格があるから、安心して受けなさい。落ちたときは俺のせいにしていい。 勝負していい。ここからも伸びるから。いけるよ。」

こう伝えたところ、一気に表情に生気が戻り 「そうですよね。 ずっと目標にしてきたんだし、ずっといろいろな学校を調べて比べて一番良かった学校なんで、 勝手に数字だけで判断されて落としたくない。 このまま行きます。」

ありがとうございます、と頭を下げる彼の目に 少し光るものも見えた気がしましたが、 今まで通りガンガンやってこい、と肩をたたいて 勉強する部屋に送り出しました。最初相談に来た時と別人の背中に戻っていました。

 

恐らく不安を抱えて 勉強も手がつかなかったのかもしれません。 ここであいまいなことを言ってリスクを避ける発言だけは絶対に大人はしてはいけないと、考えています。ここは我々がまず発言のリスクを「負ったうえ」ではっきり伝える、優先順位は間違えてはいけないですね。先におとなが 腹をくくらないといけないです。

 

 

優先順位の上位は大人側の責任やリスクではなく、こどもの精神状態です。安心して前進できる状況です。

 これだけ頑張ってきたんだから、 俺のせいにしていいよと勝負してこい、先生は自信あるぞと、 でもこれは本当ですからね。その気持ちは。 この部分って知識でもテクニックでもなく、1対1の人間関係があればこそ伝えられる部分です。 最終的には大人が腹をくくってあげないと、子どもも出来ない、勇気をもって選択できません。

 

しかし 本当に素晴らしかったのは、その後のご家庭の面談でした。お父様もお母様も この一年の彼の頑張り、しっかり見ていてくれていました。そして

塾と全く同じ気持ちで、

「最終的には頑張ってきた本人のやりたい方向で、親は全部応援してあげたいので、よろしくお願いします」

そして 本人と面談中にでて来た 高校入学後の話、 卒業後に目指していることのお話を共有させていただき、 そこへ向けて「一番大事なのは最後まで本人が満足した受験になってほしい」というお気持ちも聞けました。

 

 本当にありがたい限りです。 最後は「本人が悔いない受験であってほしい」ご家庭がここを一番に考えていただいている状態。 ある意味では最終的な結果は気にするなと 思いっきりやってきなさいと あとは大人に任せろと送り出せる関係性になれば、大丈夫です。一番良い状態です。本人が実力を発揮できる状態です。ここを作れるかどうかに、「勝負の運」が宿ります。・

 

 もちろんそういった信頼をご家庭に持ってもらえるような「過ごし方」「姿」を子どもが見せること。これが前提ですし、逆に言えば

 ここを駿英ゼミナールでは しっかり作ってゆくこと、これが「教育の本分」であり「最重要」だと考えています。

 

 駿英の先生たちも頑張ってくれましたが、 でもやはり一番は選手ですよね。生徒です。頑張った、頑張ってきたことが伝わっているからこそ、周りの大人が応援してくれる、腹をくくってくれる。本当に頑張ってきました。

私は君たちを誇りに思っています。

 

 ここからやりきって、素晴らしい受験にしていきましょう。ご家庭の中で振り返った時に あの時はよく頑張ったねといえる素晴らしい歴史の1ページになるよう、 ここから我々も 全力でサポートしてまいります。

 今日も昼から 遅くまで よく頑張りましたね。お疲れ様。風邪だけは体調だけは気を付けましょう。

 

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