先生ブログ


子どものモチベーションとは?自主性とは?

2025年05月12日 16:07
こんにちは 中山です
4月、5月で 無料体験が終わり入会していただいたご家庭のお話を伺っている中で
「自習に来ている生徒さんがいつもいますけれど、皆さんしっかりしてますね」とお褒めのお言葉をいただきます。
そして「うちの子もいつかはあんな風になれるんでしょうか?想像できません」こうおっしゃるお母様もいらっしゃいましたが、
「大丈夫です、変わっていきますから」とお伝えしましたが、どんな手順で子どもたちが変わり、成長してゆくのかを
今回少しご紹介します。
まず、
①結果や能力に対しての「ご褒美」や「罰」 で子どものモチベーションは伸びません。ここは抑える必要があります。
(※しかし 約束を守らなかったり、態度の悪い子に、例えば居残りをしてもらうというのは 能力の部分ではなく姿勢の部分なのでこれは必要です。姿勢や態度に関しては大人の強制力は必要です。)
これは想像できるかと思います。長期的な「自主性」がモチベーションをつくるためには必要ですので、
一番やってはいけないのは条件を出して「この順位を取ったらスマホ買ってあげる」系のやり取りですね。
絶対うまくいっていないはずです笑 どんどん景品の質を、値段を上げ続けていけば高校受験くらいまではもしかしたら何とかなるかもですが、 餌がないと動けないというのは自主性とは程遠いですね。一人で動けない子になります。
② 継続することでの変化を 実感してもらうことで前向きな姿勢を作る
これが大事な一歩目です。塾に通うこと。宿題をやって持ってくること。学校の宿題を自分で終わらせること
これらを継続してゆくと子ども自身が「何かしらの変化」を実感できる時期が来ます。
だからこそ、継続させてゆくことに関しては妥協せず、大人側がしっかり道が逸れたら戻しながら、キープしていきましょう。
そして、この「何かしらの変化」これが来ないという子に多い阻害条件を二つ上げておきます。
その1 変化が起こる前に継続をやめてしまっている
その2 子どもの実感を大人が否定する
その1 は おとなが「結果出てないから意味ない」などという評価をすることで子供の継続をストップさせてしまうこともありますよね
ですから逆に子供が 「もうやらない!」となった時に 「今まで継続したことが立派だよ」という評価をしてあげることでキープしてあげることも出来ますよね。
結果ではなくプロセスを認めてあげることが大人の腕の見せ所です。
その2 これは上記あるように、実感は「子ども」の実感です。 「いやいや結果出ないと意味ないだろ」と大人は言いたくなってしまいますが、そこは少々お待ち下さい。
一歩目なので、まだ結果ではなく、継続が目的です。抑えてください。本人の中で「前より時間かからず宿題出来るようになった」「学校の授業が前よりわかるかも」 これで十分なので、この芽を育てていきましょう。
③長期的な目標を作る
これができると中期的に自分で計画を立てたり(定期テストまでにワークを3周やると決めて用紙に書くなど)
自分で「自主的」に工夫するようになってきます。ですので、まだだいぶ先の上流に当たる部分の目標設定をしっかり作る時間を作ることが大事です。現在の一例をご紹介します。
例) 中1の男子ですが、 小学生のころから上記①にはならにようにご家庭にもご協力していただき
②は小6の一年間 自習日を設定し継続できました。宿題も自分でやれるようになり
③は中1になる前の春休に「中学入門キャリア合宿」にて将来の夢、そしてそのための大学と高校、そして中学生活をどう送るのかを計画し発表しました。
先日 個別面談を講師が行った時の面談票の中にあったのが
「高校へ向けて、内申のために 学校のワークはテストまでに3周やる目標なので、そうすると、学校の授業が進んだところまではワークを進めることを 五月からはスタートする」
というのを自分から発言して決めていました。
学校の宿題をやらないことで親子喧嘩が絶えないという状況で、最初塾に来た子が、現状自分でそう決めたんです。
もちろん今後、失敗もあるでしょう。しかし「自分で考えて、計画して失敗する」
これが一番重要なことです。
定期テスト後に再度面談もしますし、夏休み前には キャリア教育も一日やりますので、 そこでまた次にこうすると決めていけば、長期的に必ず「成長」」はしていきます。
その為の一歩目はモチベーションと自主性の育成であり、その一歩目が踏み出せたかどうかは
子どもたちとの面談と、行動を見ていれば分かりますよね。
彼に限らず 皆さんの成長が楽しみです。
正しい手順で、一つずつ積み重ねていけば、必ず前進はしていきます。腹を据えて見守っていきましょう。
次回は 先日高校受験が終わった高1のお兄さんお姉さん数人に インタビューをさせたもらいましたので、そちらを紹介します。
彼ら彼女たちにも 上記したようなプロセスの中で しっかり成長していった結果、自分の志望する高校に進学しています。
しかしそれでも気を抜かず、高校入学後も 次の目標へ向けて継続が出来ています。
どうしたらそんな子たちになるのか、中学生、小学生の皆さんのお手本にしっかりなってくれると思いますので 、次回の公開もお楽しみしてください。