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先生ブログ

「AIとドラッカーから学ぶ生きる力」保護者会ありがとうございました

代表

2025年06月18日 20:17

皆さま、 6/7 土曜日 中3 、辻校舎、辻白幡校舎の小学生 保護者会を実施いたしました。

並びに 6/15日は中学2年生保護者会を開催しました。ご参加ありがとうございました。

 

長期的視野に立って 教育していくこと、そのために目標を設定できる子になるための材料をどれだけ子供に渡せるのか、

駿英ではそう言った場を多く 設けてまいりましたが、ありがたい言葉をご家庭からは数々いただきました。

誠にありがとうございました。

 

さて、今回個人的に非常に気になったことがありましたので、書かせていただきます。

 

今回 中学3年生のキャリアで、子供たちに話す内容をまとめる時に AIを初めて使ってみました。結果としては最終的にアウトプットされるもは自分でまとめる形にはなりましたが、

駿英でやってきたことや、教育に対しての考えを 入力していくと、まとめてくれたり、また類似のことを考えている教育者の発言や、過去の出来事などをピックアップして示してくれるスピードは人間の比ではありませんでした。

 

前々よりai関係の研究に携わる知人より勧められた入門書と専門書を買って読んでいましたが、一見は一聞に如かずとはまさしくで、使ってみることで、納得できる点は様々ありましたが、

 

それとは別に再読していました ドラッカーの本の一文が 全てぴたりと当てはまり、そこに大いに感激しました。

それこそ教育の目的にあたると、

駿英ゼミナールが目指してきた教育は正しかったと 再確認できました。

こういったことがあるから、やはり学ぶということは尽きないなと感じます。

そして、その一文というのが

「社会や組織にとって重要な出来事は外部で起こっている。そしてそれは多くの場合定性的であり、定量化できないことが問題だ。

定量化のためには分類し、レッテルを貼らなければならない。つまりコンセプトが必要である。それは経験則から生まれるものではない」

これだけ聞くと中学生高校生にとっては難しい一文ですが、 個人的にはこれは今までの経験や、駿英で取り組んできたことを再評価できる言葉でした。

 

つまり

わかりやすい例えで言うと、織田信長の桶狭間の戦い、あれは、あのあの時代にAIがあるとしてAIに相談した場合、

 夜間に襲撃するという答えが出るのか?と言うことです。過去の集積をその時代に行った場合、戦えという選択肢はないと思います。絶対に勝てる数字ではないからです。

 

しかし信長が戦う選択肢を選んだ、そこで働いたのは、

そこは論理的思考を超えた、趨勢の変化を感じ取る力、 数字では説明ができないセンス、感性というべきものでしょう。

 

コナン君やシャーロックホームズも、かず多くの過去の事例に縛られるのではなく、

定性的に、

気がつく。ということでは同じでしょう。そして。感じ取る力、これこそが現状人間だけが持つ強みであるということを、40年以上前にドラッカーが言っていたということに驚きました。そしてそれこそ、駿英ゼミナールが机の上の勉強だけではない、様々な経験を子供たちにさせる取り組みと、同じ動機でした。

 

世界的な天才的な数学者はだいたい音楽が好きです。そして美しいものに囲まれて育つことで感性が育っていること、これが条件だという学者が多くいることも、

おそらくは同じことなのだと思います。

 

「物事を、趨勢の変化を感じ取ることが大事であり、しかし組織の内側だけに目を向けていると現実は見えなくなる。外側に目を向けて現実を知覚しなければならない」

ともドラッカーは書いています。

 

定量的な過去のことだけに目を向けていると、気がついた時にはもう遅い、ということも起こるということです。信長が過去の戦争の分析をして迷っていたら、今川義元に殺されていたでしょう。

この能力はではどう育てれば良いのか?

しかしこれは駿英ゼミナールで掲げている 生きる力を身につける。 という課題とそのままイコールです。

 駿英で考える そこに対しての答えは

「多くの世界に触れよう」 です。

 どれが子供もの好みに合うかはわかりません。しかし、多くの経験をしてきた、様々な場所で心を動かされた経験を多く持つ子だけが持つ 強さと柔軟性 自分を伸ばす力を数多くみてきました。

 

感覚が良い子。気がつける子。

織田信長も何かの本で、少年時代は城の中にはおらず、街中の 元気な連中と身分関係なく遊び回っていたという記述を見たことがあります。外に出る。外の世界に行く。

この刺激が大事なのではないか、そんな気がしますね。

 

 駿英でも好き嫌いではなく、とにかく一度触れてみる、一度体験してみる、飛び込んでみること、経験すること。これを推奨してきました。

どれだけ「アウェイに飛び込んだ経験があるのか」これが子供たちの感受性や好奇心を刺激し、

「気がつける子」「追い詰められた時に一手を繰り出せる子」「チャンスを見落とさない子」

になるのではないかと思います。

 

誤解しないでいただければと思うのは、

論理的な能力や思考は変わらず大事です。定量的に考える力も、これは身につけないといけません。これは過去に目を向けるということです。普段の机の上でできる勉強です。

 

ただそれだけではなく、現実を知覚して、ここからの趨勢の変化を感じ取れる力、これも並行して育てることはできます。気がつく力です。

 

知覚する、外に出て体験する、はるか先のことを考える。

それが、駿英ゼミナールで行ってきた、社会科見学であり、教養クラスであり、キャリア教育です。

 

不便で誰も高い評価をつけなかった火縄銃の当時の戦場での活躍を定量的に分析すれば、おそらくは大した戦績は上げていない、少なくともメインで戦略の真ん中に置く大名はいなかったはずです。信長以前に火縄銃での合戦の話は少なくとも教科書レベルでは見かけません。

しかし信長は気がつきました。

使い方に「気がつく」

こういった人間の能力を

天才や閃きといった言葉で片付けるのはあまりにもったいないと考えています。

 

少なくとも そこに至るまで、そこに気がつく人達の共通項は世界各国さがして行けば

 数多くあることだと思います。

 今後の駿英ゼミナールの取り組みや指導に活かせる、材料として 考えてゆく、勉強してゆく価値はあるかと考えています。

 ここら辺を考えてゆく参考にしていくことは今後のキャリア教育や教養クラスにも活かせると思います。

 

 まあ子供たち以上に大人や先生は勉強しないといけません。

次回のブログは 先生の勉強会についてもお伝えできればと思います。

 

多くのアウェイと、多くの体験を通して子供のたちの感性もしっかり育てて行きましょう。今後塾イベントも多く開催してまいりますので、奮ってご参加ください。

 

 

 

今後もよろしくお願いします

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