先生ブログ


社会科見学と塾の繋がり

2025年06月22日 22:55
こんにちは、駿英ゼミナール講師の薄田です。
最近、ぐっと気温が上がってきましたね。教室でもエアコンが欠かせない季節になりました。
そんな中、6月29日(土)建築家の隈研吾さんが設計した「角川武蔵野ミュージアム」を見学しに行きます。
そこはただ涼しいだけじゃなく、自然と調和した温かみのある空間です。
この「居心地の良さ」を作り出す工夫は、私たちの塾の教室づくりにもすごく参考になると感じます。
この施設は、「図書館」「美術館」「博物館」が一体となった、まさに「知のミュージアム」
その中でも印象的だったのが、隈さんが語った言葉です。
「建築は、風や光や音と対話するもの。」
この言葉を聞いたとき、私はふと「塾」も同じではないかと感じました。
私たちは、生徒と対話しながら、その子に合った空間や雰囲気をつくり出していきます。
ただ知識を伝えるだけでなく、「安心して質問できる雰囲気」「自分で考えたくなる机まわり」「ふと本に手が伸びるような掲示物」など、目には見えにくい“学びの場”を建築しているのです。
隈さんは「負ける建築」という言葉も使います。
それは、自己主張の強い建物ではなく、まわりに馴染み、人にやさしく寄り添うような建築のこと。
これはまさに、今の教育に求められている姿勢だと思います。先生が前に立って一方的に教えるのではなく、生徒の声に耳を傾け、一人ひとりのペースや個性に合わせた“場”をつくっていくこと。
角川武蔵野ミュージアムは、建築としての面白さだけでなく、生徒たちが安心して、自分の知的好奇心を伸ばしていけるような、「学びとは何か」という本質的な問いを与えてくれる空間です。
これから暑い季節となりますが、快適な学びの場づくりを大切にしながら、生徒のみなさんが伸び伸びと学べる環境を提供していきたいと思います。
夏休みには、勉強合宿、自然体験合宿などのイベントも開催します。
ぜひ、ご参加ください。お待ちしています!